はじめに

左の画像は私が佐渡島に住んでいた時に撮ったものです。道が左右に分かれていますね。
人生は物心がついてからは選択の連続です。
私もそうやって生きて来ました。
そして選択の際に最も重要なことは情報です。
情報の質と量が選択の精度を高めるからです。

 

私が本格的に医療や健康の情報を収集するようになったのは29歳の時からです。あれからもう40年も経ってしまいましたが、今日現在まで1日も欠かさず、情報収集とその更新作業は日課となっています。

人の身体は元々とてもよく創られており、その選択さえ間違えなければ、医療などあまり必要ではないのです。それは実際に私がこの40年間で患者さんたちと共に証明してきたことです。


自分にとっての正しい選択ができるようになると、人は「無駄な病気」をしなくなります。ただし、時には「アンバランスから回復するため、あるいは今後必要となる強さを獲得するための症状(=身体反応)」もあります。でもそれは病気ではなく、むしろ「必要な過程」であり、それを敵視して化学薬物などで強制的に阻害すると、せっかくの回復作業や免疫獲得作業が「おじゃん」になるわけです。
つまりは、そういった理(ことわり)を知っておくことも選択の際の判断材料となり、それを正しく知ってさえいれば狼狽えることはないのです。

当院は電気や道具をあまり使わない、手技療法の比率の高い治療院ですが、和鍼によるハリも、艾(もぐさ)による日本伝統の直接灸も行ないます。
しかし最も大切なことは、開業以来「知識の共有」に置いています。
つまり治療を受けながら同時に、医療や健康の学習もしていただきます。
そしてその身に付けた知識と実践により健康的自立ができさえすれば、もう当院には、少なくとも治療の目的で来院する必要はなくなるでしょう。


そしたらその時は治療ではなく、温泉のようにリフレッシュしに来ればよいのです。
あるいはもっと知識を深めに来ればよいのです。
共に学びましょう。

                                        

                                 術者 萩原俊明

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